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日勤限定のお仕事特集

看護師の仕事というと、通常は日勤と夜勤を施設内(フロア内)でローテーションを組んで働くのが一般的です。しかし、さまざまな事情で日中しか働けない人も増えていますから、日勤に限定した求人も増加傾向にあります。これは、老人福祉施設や訪問看護ステーションなどそもそも日勤しか存在しない施設が増えたことも理由のひとつですが、近年は働き方の選択が広がったこともあり、病院でも日勤限定で募集することが増えてきました。

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日勤限定の看護師求人の特徴

point1 働き方について

働く時間を昼間に限定することにより、夜の時間帯を自由に使えるようになります。ご家族の都合やお子様の世話などで夜勤が難しい人でもしっかりお給料がもらえますから、この働き方以外の選択肢がない場合はベストチョイスといえるでしょう。ダブルワークを考えている人にとってもこの働き方はおすすめです。

 

また、1日の中で働く時間とそうでない時間がはっきり分かれますから、オンとオフの区切りもはっきりします。昼間はしっかり働き、アフター5は勉強や趣味、友人や家族との時間に充てるといったメリハリのある過ごし方ができる点も見逃せないポイントです。

 

point2 給料相場について

日勤限定の看護師の月給は、20~30万円になる場合がほとんどです。もちろん、勤務形態や施設によって金額は異なりますし、そのほかの待遇(各種保険や交通費、家賃補助、有給など)も施設によって大きく変わります。あくまでも、おおよその目安として考えてください。

 

また、パートタイムやアルバイトの時給は、1,800~2,100円が相場です。看護師は国家資格であり、人の命を預かる仕事ですから、雇用形態にかかわらず一般的な仕事より恵まれた条件を提示する求人が多くなっています。勤務地による差が少ないことも特徴です。

 

point3 日勤限定の求人について

老人福祉施設や訪問看護ステーションの求人には、初めから日勤のみという場合もあります。これは、入院者がいないことが要因で、そういった施設では夜勤の必要がほとんどありません。また、入院施設のないクリニック(町の病院)の求人も、日勤限定が基本となっています。これらに加え、ある程度規模の大きい病院での看護師業務でも、日勤に絞った求人をしているケースが増えてきました。

 

働き方が多様化している現在、夜勤を一切含まないことを条件にすることで、人材確保に努める病院は増加傾向にあります。優先される条件が日勤限定であれば、それに合った求人を多数ご紹介できます。

 

point4 就業先施設について

【病院】

仕事内容は、その病院の診療科目(担当する科目)によって変わります。大きな病院は同じ時間帯に働く看護師も多く、互いに助け合い、相談もできることから、非常に安心できる職場環境といえるでしょう。また、常に医師の指示を仰げますから、「気持ちにゆとりを持って働ける」という声が多いことも特徴です。

 

【クリニック】

いわゆる町の病院であるクリニックは、ほとんどの場合入院施設がありません。したがって、日勤の仕事が中心になります。看護師の人数は少数精鋭のことが多く、一人に任せられる範囲が広い分スキルを磨くには最適です。診療時間が午前と午後に分かれていることも多く、ワークライフバランスが取りやすい職場でもあります。

 

【デイサービス】

デイサービスは、近隣の市町村の高齢者が通所する施設ですから、高齢者向けの看護業務がメインになります。同じ職場でケアを担当する介護職員と連携する場面が多く、医療知識が(医師や看護師より)少ないスタッフとのコミュニケーションが重要になる点が、ほかの施設とは異なります。

日勤限定の看護師求人の特徴画像1
日勤限定の看護師求人の特徴画像2
日勤限定の看護師求人の特徴画像3

1日のスケジュール例

病院の場合

8:30

受け持ち患者の情報収集 担当する患者について、夜間にあった事柄をまとめます。

 

8:45

申送り 夜勤の看護師から申送りを受けます。

 

9:00

検温 患者の体温を測って回ります。

 

10:00

清潔ケア 清拭や整髪が必要な患者のケアを行います。

 

11:00

休憩(昼食) 交代で昼食をとります。

 

11:45

昼食準備 患者の昼食の用意をします。

 

12:30

カルテ記入 午前中の患者の様子や、行ったケアの内容を電子カルテに記入します。

 

13:30

ミーティング チームごとに集まって情報を共有、午後の仕事を確認します。

 

14:00

排泄の確認 患者の排泄回数や量をチェックします。

 

14:30

患者ケア ミーティングで決めた内容で、患者を引き続きケアします。手術を受けた患者やその日に入院した患者へのケアも行います。

 

15:30

報告 午後の患者の状態をリーダーに報告します。

 

16:00

カルテ記入 午後の患者の様子や、行ったケアの内容を電子カルテに記入します。

 

16:30

申送り 夜勤の担当者に申送りを行います。

 

17:00

勤務終了

 

 

有料老人ホームの場合

9:00

朝礼/申送り 出勤している全職員参加の朝礼を行い、夜勤の担当者から申送りを受けます。

 

10:00

入浴のミーティング/薬ケースの確認/往診準備 入浴する方の順番などを打ち合わせます。薬ケースを確認し、往診の用意をします。

 

11:00

往診対応/点滴の準備 入居者の部屋を訪れて健康状態をチェックします。点滴などが必要な場合は準備をしておきます。

 

12:00

昼食 交代で昼食をとります。

 

13:00

特殊措置(胃ろう、点滴など) 午前中の往診で特別な対応が必要な入居者がいたときは、個別に対応します。

 

14:00

往診対応(歯科、皮膚科) 入居者の歯の健康チェックや皮膚のケアを行います。

 

15:30

薬品などの整理 薬品や医療器具など、日々の看護で使う物をしっかり整理します。

 

16:30

申送り/翌日の確認事項のまとめ 夜勤の担当者に申送りを行い、翌日の看護に必要なことをまとめます。

 

17:00

勤務終了

日勤限定の看護師のメリット・デメリット

メリット

日勤に限定する最大のメリットは、夜勤を一切行わずに済むため、規則的な生活を送りやすいことです。働く時間帯も一般的な企業で働く人と同様、朝出勤して夕方帰る形になりますので、例えば乳幼児を抱えている場合、日中は保育所に預けて働くことが可能です。まだ手のかかる小中学生がいる場合も、子供が学校に通っている時間帯だけ勤務するという働き方を選べます。また、共働きの場合でも生活リズムが安定していますから、パートナーの理解を得られやすく家事の分担などもスムーズにできそうです。パートタイムやアルバイトで日勤限定という条件を打ち出す施設も多くありますので、常勤や正社員という雇用形態を望まない人でも仕事を探しやすくなっています。

 

デメリット

看護師は国家資格ですから、一般的な事務などと比べると給与は高く設定されています。しかし、日勤に限定した場合、夜勤を含む看護師よりも給与面での条件は低く設定されることがほとんどです。これは、通常の看護師に求められる(交代制での)夜勤を一切行わないため、いわゆる夜勤手当が得られないことが原因です。また、夜勤専従の場合は、月ごとの勤務時間に制限があるため、実際に働くのは週2~3日ということになりますが、日勤限定の場合は週5日しっかり働くことが求められます。当然、勤務時間は長くなりますが、夜勤を含む仕事より給与は少なくなる場合が大半ですので、待遇面で不満を感じることがあるかもしれません。

 

つまり、日勤限定の看護師の仕事は、給与より時間的な安定を優先する人に向いている働き方といえるでしょう。

 

勤務先を決める際の注意点

日勤限定を条件に募集していても、勤務に慣れたころに「夜勤もできませんか?」「週に1日だけでも」といった話が出る場合があります。これは、同じ施設で働く看護師のあいだに、夜勤の有無があると不公平感が生まれやすいことが原因です。とはいえ、ここで無理をして受けてしまうのはNG。初めのうちにはっきり「できない」ことを伝え、同じ職場の人に理解してもらうことが大切です。 どのように答えたらいいかわからないときは、一旦回答を保留にし、担当のコンサルタントまでご相談ください。

 

また、夜勤の看護師と交代する施設の場合、夕方になれば引き継いで退勤できますから、必要事項を申送りすれば問題ありません。しかし、夜勤がない施設の場合、その日に行うべき仕事や翌日の準備が残っていると、残業になるケースがあります。もちろん、働いた時間の分、給与は増えますが、お子様の保育園のお迎えなどがある人は困るでしょう。こういった施設で働くときも、雇用者や同僚の理解を事前に得られるようにしたいものです。

実際に働く人の声

実際に日勤限定の職場に転職された看護師のお二人から、新しい職場での働き方や生活の変化について話を伺いました

 

―新しい職場で働いてみていかがですか?

Aさん 以前は夜勤を含むシフト制の施設で働いていましたが、不規則な生活リズムに体調を崩すことが多かったです。

 

―夜勤は同じ職場で働く看護師全員と希望を出し合って調整しないといけません。自分の都合で働く日を決められないと、体調管理もたいへんですよね。

Aさん 日勤限定の今の仕事は、プライベートとのメリハリがつけられるため、最近では趣味を楽しむ時間も作れています。

 

―日勤に絞ったことで、働く日と働く時間が明確になり、休みの日と休める時間帯も固定化されます。自分の時間もうまく作れるのは日勤限定最大のメリットかもしれません。小さいお子様がいらっしゃるBさんはいかがですか?

Bさん 保育園に通う子供の送迎ができるようになり、とても満足しています。

 

―お子様との時間がしっかり取れるのも、出退勤の時間が決まっている日勤限定のポイントですね。

Bさん 夜勤がない分、給与は少し下がりましたが、家庭を優先できる生活が送れているのでとても助かっています。

 

夜勤手当で得られる給与より、ご家族との時間を大切にしたい人に、この働き方は自信を持っておすすめできそうです。

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