2018年1月20日(土)に、順天堂東京江東高齢者医療センター　前看護部長・現看護部長補佐　鈴木 淳子さんをお迎えし、セミナーを開催いたしました。

前半は、医療制度改革や地域包括ケアシステムについて、様々な角度から現在の医療制度が抱える課題を解説を頂きました。

後半は、これらの動きを受けて、2002年に高齢者専門病院として設立された、順天堂東京江東高齢者医療センターの具体的な取り組みを中心にお話し頂きました。
■認知症疾患医療センターにおける認知症高齢者医療のモデル発信について
・認知症患者を支えるための取り組み（認知症ケア加算、退院支援加算取得のための体制作り　等）、地域活動
■地域連携の実例（地域包括支援センターとは、家族介護教室、外来での取り組み　等）
■患者様の生活・人生を尊重するエンド・オブ・ライフケアとは　
今後の医療業界に求められる、学ぶべき具体的な取り組み、トピックスと解説を頂き、講義は終了となりました。

当日は多くの皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。
アンケートでいただいたお声を一部ご紹介いたします。

◎日常業務を行っていると、法改正など（現在の看護師の取り巻く環境）あまり分からずにいるので、良かったです。

◎急性期病院の外来で現在働いているので、日々の中で活かせるヒントがあればと思って参加したので来てみてよかったです。忙しさとパート勤務であることで制度を勉強する機会があまりなかったので社会的な状況を学べました。

◎地域との連携について今後どのように行っていけばよいかの、具体例を聞くことができたので、今働いている病院に取り入れたいと思いました。良い学びを得られました。

◎最近の病院や看護環境を取り巻く状況を知ることができました。自分のこれからの働き方について、しっかり立ち止り考えを持って働くことの重要さを感じました。ありがとうございました。

「ナースをつなぐ会」では、これからも看護職の皆さまにとって有益な情報や場を提供出来るよう努めて参ります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。